毎月の電気料金は、どういった仕組みで、どのように計算されて請求されるのでしょうか。ここでは、簡単な例をあげて電気料金の計算方法について説明したいと思います。電気代を節約する前に、電気料金の発生メカニズムを知っておくことで、「無駄な電気は使わない」という節電意識も高められるのではないでしょうか。
1.電気料金の計算式
電気料金の計算式は、
電気料金=基本料金+電力使用量料金+燃料費調整額+消費税
電力使用量料金は、電気使用量に応じて課金される料金です。燃料費調整額とは、発電燃料の価格に応じて課金されるものです。小額なので計算しやすいよう以下の計算式では省略します。
2.基本料金
基本料金は、電力会社ごとにアンペア制と、最低料金制の2つがあります。アンペア制は契約アンペア数に応じて基本料金が設定され、北海道、東北、東京、北陸、中部、九州の6社の電力会社が採用。最低料金制は、アンペア数に関係なく、一定の電力使用量までは基本料金で、それを超えたら従量料金が加算される仕組みです。関西、中国、四国、沖縄の4社の電力会社が採用しています。
ここでは、東京電力を例にアンペア制について説明したいと思います。契約アンペアとは、一度に使用できる最大の電力量のことです。契約アンペアごとに料金が設定されているのですが、ブレーカーの色も契約アンペアごとに異なります。
アンペア数による基本料金
| アンペア数 |
10A |
15A |
20A |
30A |
40A |
50A |
60A |
| ブレーカー色 |
赤 |
桃 |
黄 |
緑 |
灰 |
茶 |
紫 |
| 基本料金 |
260円 |
390円 |
520円 |
780円 |
1,040円 |
1,300円 |
1,560円 |
3.電力使用量料金の計算例
電力使用量課金は、使用量が増えると単価も高くなります。単位は「kWh」で、1kWhとは1kW(電力)h(時間)のことで、電力使用量1時間分をさします。つまり、80kwhなら80時間分の電力量ということです。電力契約には、従量電灯B、従量電灯Cなどがあります。なぜ「電灯」と呼ばれるのかというと、工場用など大規模な電力に対して、一般家庭用電力は「電灯」と分けているからだそうです。
電力量料金(従量電灯B契約の場合)東京電力
|
使用量の範囲 |
単位 |
料金 |
| 第1段階料金 |
最初の120kWhまで |
1kWh |
15.29円 |
| 第2段階料金 |
120kWhを超え
300kWhまで |
1kWh |
20.04円 |
| 第3段階料金 |
300kWh超過 |
1kWh |
21.25円 |
ご家庭で、一月に350kWhの電力を使用した場合の計算例
第1段階料金 120kWh * 15.29円 = 1,835円(1834.8)
第2段階料金 180kWh * 20.04円 = 3,607円(3607.2)
第3段階料金 50kWh * 21.25円 = 1,063円(1062.5)
合計 1,835円 + 3,607円 + 1,063円 = 6,505円
※端数は第1小数点で四捨五入します。
4.電気代の請求額
仮に、30Aの基本料金で契約している場合の電気代の請求額は、
基本料金 780円(30A契約時)
電力使用量料金 6,505円
消費税 364円
合計 7,649円
となります。
|